砂漠の帝国レジェンドラの第九皇子。
自信家で強引な面があるが、
裏表がなくさっぱりとした性格。
好奇心が旺盛で意外と子供っぽいところもある。
魔族の呪術士から右腕に呪いをかけられており、
兄弟は彼を残して全員死亡。
彼もまた徐々に命を食い潰されている。
呪いを解く為、ロードオブグローリーに参加している。
皇位継承権が期待できず、
周囲からも母からも見放されて育つ。
その為、供を付けずに
一人で街へ抜け出すことがしばしばあった。
民の本当の姿をよく理解しており、
それが彼の“他人に惑わされず、
自分の目で見たことだけを信じる”という信念に繋がった。
奔放で慣例に従わないラーカムを皇帝にすることに国内では反対の声も大きく、不安定な情勢にある。
また自分の力を認めない父親との間にも確執がある。
14歳の時に傭兵であったディルと出会い、
命を救われてから彼を従者として信頼し、
常に連れ歩いている。
ディルが実の兄であることは後に知ることになる。
少し世間と感覚がずれているところもあり、
常に買い物は金額も量もスケールが違う。
その為、普段はディルが財布を預かっている。
また自分の裸を恥ずかしいと思っておらず、
裸で人前に出てはディルに怒られている。
ラーカム本人は知らないが、
若い頃の父に気質がそっくりである。
ワガママに振る舞う姿の裏には、
次期皇帝の派閥争いや呪いの苦しみを
乗り越えてきた過去があった。
彼は、国を照らす太陽として
すべてをその手に掴み取るために戦い続ける。
…頂点の座も、玉座も、
そしてお前もな。