眠れるエルフ。
とにかくよく眠る青年で、
あまり口を開くことはない。
天然の甘えん坊で、やきもちやき。
心の変化を音で感じることができる。
300年前のロードオブグローリー参加者で、
外見は10代後半だが実際は1000歳を超えている。
300年前の友達と交わした
“魔王が再び復活したら必ず倒す”という
約束を果たす為にロードオブグローリーに参加している。
また、イクサの正体に唯一感づいている人物でもある。
300年前の勇者と“友”になったのは、
彼がエルフの森に迷い込んだ時。
彼のスレイヤーとなり共に戦うことを選んだ為、
外界との接触を良しとしない
エルフ族からは異端扱いされてしまう。
更に300年前の勇者が不治の病に倒れた際、
助けようとして『命の妙薬』を持ち出した為、
エルフの里から追放されてしまう。
それから300年の間は、ずっと一人で生きている。
甘いお菓子が大好きで、
放っておくとお菓子ばかり食べてしまう。
ネコをじゃらすことと、
勇者の膝枕でお昼寝することが大好き。
また、300年前の勇者から教えられた
『指切り』での約束の仕方を気に入っている。
彼がみんなに懐き、すぐに抱きつくのは、
寿命の違いで皆が先に死ぬとわかっているからである。
人間とエルフでは、時間の流れが違う。
300年前の仲間も、命を生きて、死んでいった。
彼はずっと独りで
寂しい時間を過ごしてきたのだった。
俺では、お前と…
生きられないか…