暗殺を生業とする蛇香一族のアサシン。
舌に毒があることから『毒蛇』と呼ばれている。
独占欲が強い快楽主義者。
魔王討伐には興味がなく、
自分を熱くさせる相手を見つける為に
ロードオブグローリーに参加している。
綺麗な肌を好んでおり、
特に勇者の肌が気に入っている。
3歳の時に蛇香にさらわれ、
アサシンとしての技術を叩き込まれる。
その際の指導役がメグレスである。
蛇香として与えられた力には満足しているが、
心の底では暗殺の仕事に疑問を抱いている。
ロードオブグローリー開始の1年前、
自由を求めて脱走した同士を見逃してしまい
禁固刑になっていた。
なぜ助けたのか自分の行動を消化できずにいたが、
勇者との出会いで自分が自由を求めているのだと気づき、
蛇香を抜けたいと思い始める。
蛇香として様々な国の戦に加担しており、
10歳の頃にヒューズと出会っている。
彼の故郷アルビオンが魔物に滅ぼされた際、
彼が気落ちしないように
自分が魔物を手引きしたと嘘をつき発憤させた。
それが優しさからの嘘だとは彼自身も気づいていない。
何をやらせても器用な男。
特に舞は各国の名士を唸らせるほどの腕前。
仕事柄、調香や毒の精製が得意。
片頭痛もちの為、頭痛がひどくなる雨は苦手。
蛇香の掟に従い目元を隠している。
顔を知られた相手は殺す掟だが
“魂を分け合う”と決めた相手にならば
見せることが許されている。
彼はひとつの罪を犯した。
何故、あの人は自由を求めようとしていたのか。
自由のないアサシンの世界で生きてきた彼には、
わからなかった。
自由っていいものか?
この戦いが終わったら…
アンタも自由になりたいのか?