グランロット王国の美しき騎士団長。
国王の命によりロードオブグローリーに参加している。
自信家で奔放なプレイボーイだが、
王国内では彼の右に出る者はいない実力者でもある。
捨て子で、赤子の時に城門前に
置き去りにされていたのをミルド国王に拾われている。
左耳の耳飾りは、
その際に手紙と共に入っていたものである。
それからは兵士の宿舎で育ち、
13の時に聖槍騎士団に入団。
努力を重ねて騎士団のトップにまで
上り詰めたという過去がある。
人気と言動故に一部からは妬まれているが
基本的に部下からの信頼は厚い。
母親に捨てられた過去から、
愛に対しては“拒絶されるくらいなら
最初から手に入れなければいい”という考えをもっており、
基本的に誰かを本気で愛することがない。
だが、心の底では愛や家族の優しさを求めている。
グランロット王を敬愛しており、王と同じ赤色を好む。
クロービスとは16歳で出会ってからの犬猿の仲だが、
不器用な生き方をするクロービスを心配もしている。
サシャのよき理解者で、茶飲み友達。
国内外に多くの女性ファンがおり、
セミヌード画集の出版経験もある。
彼の瞳の色はグランロット王国では珍しく、母親譲り。
自分を捨てた母がグランロットの酒場で目撃されたと聞き、
人知れず夜な夜な通い続けているが、
自分が息子だと気がつかない母に失望をしている。
彼が戦い続けるのは、捨て子だった自分を
拾ってくれた国王の恩に報いたいから。
彼は孤独を抱え、
努力を怠ることなく戦い続けている。
片耳だけのピアスの、
もう片方を持つ人を探しながら。
俺はもう、誰かに置いていかれる
人生なんて耐えられない。
だから…俺を受け入れてくれ。