勇者の小さい頃からの先生。
知的で穏やかな性格で、どこか飄々とした男性。
勇者に選ばれたアステルを心配し、
ロードオブグローリーに参加している。
実はヒュム族の女性と魔族の間に誕生した半魔族。
母が迫害されて死んだ後は、
魔族から仕事を請け負って生きてきた。
10年前、勇者を殺害する為に
彼女の住むタントリーベ村に潜入したものの、
人間の温かさを知り魔族を裏切る。
その後、勇者を狙う魔族を人知れず倒してきた。
その為、魔族からは“同族殺し”と呼ばれている。
勇者に対して深い愛情を抱いているが、
魔族である自分とは幸せになれないとわかっており
“自分の為に他の誰かと幸せになってほしい”
というスタンスを貫いている。
スラッシュの勇者への恋心も知っており、
将来は二人が結ばれてほしいと思っている。
発明が大好きで『~君○号』という名を付けることが多い。
麺類が好きで、特にラーメンが大好き。
魔物をたくさん殺しすぎた為、生肉が嫌い。
背中に戦いでついた傷跡がたくさんある。
また、地質学に精通している。
眉一つ動かさず、笑顔で嘘をつくことができる。
ただし嘘をつく時は首を傾げる癖があると
勇者には見抜かれている。
右目には魔族の血を抑える封印が施されており、
本来の色は赤である。
平和な村で先生として暮らしていた彼は、
その穏やかな笑顔の裏に
誰にも言えない秘密を隠していた。
勇者の傍にいたのも、
ロードオブグローリーに出場したのも、
とある計画のためで――。
思っていましたか?
僕はけっこう悪い奴なんですよ。